SAFE AND SECURE
印西精米センター- 安全・安心および環境への取組み -
ヤマタネでは、「安全安心」なお米をお客様のもとへお届けするため、原料玄米の仕入から商品の出荷まで、徹底した品質管理・生産体制を整えております。
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01
品質管理
印西精米センターでは、2022年の設立当初より世界的な食品マネジメントシステム
ISO9001認証・SQF認証を運用しながら、徹底した品質管理体制によって、様々なお客様へ安全・安心な製品をお届けしています。
検査体制としては、原料玄米の荷受、精米、包装製品になるまで、工程毎にサンプルを抽出、各種検査を行い、徹底した品質確認を実施。
検査結果を品質基準と照合し、安全・安心な製品の製造に繋げています。-
1.
原料荷受:臭い、外観に問題がないか、異物混入していないか、検査員による官能検査を実施。
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2.
原料投入:水分、白度、外観に問題がないか、検査機器を使用した各種検査を実施。
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3.
精米(搗精):臭い、外観に問題がないか、検査員による官能検査を実施。
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4.
製品包装:水分、白度、外観、食味に問題がないか、検査機器を使用した各種検査を実施。
品質確認は炊飯米(ご飯)の状態でも行っており、炊きあがり具合、香り、食味等を評価しています。
また、定期的にDNA鑑定や残留農薬等の食品分析を外部検査機関などの第三者機関に依頼し、食品安全の確認も実施しています。
各種検査結果はデータ保管され、トレーサビリティ体制を構築。加えて、製品サンプルを2ヶ月間保管し、製品に対するお客様からのお問い合わせに対応する体制を整備しています。 -
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02
生産
印西精米センターにおける生産工程は、原料玄米の荷受から始まり、玄米精選、精米、精米精選、無洗米加工、計量包装を経て行われます。
生産地で採れたお米本来の品質を損なうことなく、安全安心なごはんとしてお客様に食べていただけるよう、厳正に管理された環境のもと、製品作りを行っています。-
荷受工程~玄米精選工程
【原料玄米】-
01荷受ホッパー(2系列)
デパレタイザー自動開袋ライン ✕ 1
フレコン等荷受ライン ✕ 1デパレタイザー自動開袋ライン ✕ 1 フレコン等荷受ライン ✕ 1 -
02ドライセパレーター
米粒より大きな異物と粉類等の異物を除去します。
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03石抜機
振動と空気による浮力で石等の異物を除去します。
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04玄米タンク(6.5t ✕48、2t ✕24)
精選した玄米を保管するタンクです。
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精米工程~精米精選工程
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01エアー搬送装置
玄米タンクから、空気圧でお米を精米機に運びます。
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02精米機
左:大型精米機(9t/h ✕2)
右:小型精米機(4t/h ✕2)大型精米機(9t/h ✕2) 小型精米機(4t/h ✕2) -
03白米精選機
4mmの目幅による選別と、篩(ふるい)選別を行い、異物を除去します。
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04スラッシュ(光学式選別機)
光学センサーで異物を検知し、空気で異物を弾き飛ばします。
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05精米タンク
精選した精米を保管するタンクです。
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計量包装工程
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01スラッシュ(光学式選別機)
光学センサーで異物を検知し、空気で異物を弾き飛ばします。
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02ファイナルセパレーター
粉などの異物や細かく砕けたお米を除去します。
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03計量包装機(パッカー)
FA(ファクトリーオートメーション)システムと、バーコードチェックシステムにより、誤包装を防止します。
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04金属検出機・ウエイトチェッカー
金属等の混入が無い事の確認と、重量のチェックを行います。
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05ロボットパレタイザー
製品をパレットに積載後、出荷します。
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無洗米加工工程
無洗米の仕組み
精米を少量の水で洗米後、温風で乾かし、無洗米となります。
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01加水精米部
少量の水(米の重量の10%)を添加します。
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02分離部
洗米後の米と、洗米水を遠心分離し、脱水します。
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03乾燥部
温風をあて乾燥しながら水分調整します。
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03
印西精米センター
2022年に開設された印西精米センターは、 国内最大級となる年間70,000tの生産量だけでなく、高低差を活用したお米の搬送など、建築面からも省エネに取り組むと同時に、各種リサイクルや太陽光発電設備により環境負荷の低減に努めることで「地球環境にやさしい工場」として、操業しています。
全ての工程において最新の機械設備を活用し、何重にも配備された選別・異物除去装置により、農産物由来のゴミや異物除去だけでなく、工場内部で発生する糠等の異物を徹底除去することで、品質・安全面においてもトップレベルを誇ります。主な事例
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研ぎ汁のリサイクル
印西精米センターでは、無洗米の製造時に発生するお米の研ぎ汁を、飼料業者に引き取ってもらう事で、飼料原料の一部としてリサイクルを行っています。
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太陽光発電
印西事業所では、ヤマタネ1号案件となる太陽光パネルが稼働し、年間使用電力量の4分の1※が、太陽光エネルギーによって賄われています。
年間発電量:1,300,000kwh(Co2:600t) -
環境負荷低減設計
建物の高低差を活用した、お米の自然落下搬送や光源の総LED化により、一次消費エネルギーを、省エネ基準から更に50%以上削減しています。
印西精米センターは、環境負荷に配慮した建築設計により、竣工当時BELS(建築物省エネルギー表示制度)の最高評価である★5及び、ZEB Readyの評価を取得しました。
また、建物としての環境負荷低減だけでなく、無洗米の研ぎ汁のリサイクルや太陽光発電によるCo2フリー電力を活用する事で、安全安心と、高い環境性能を両立しています。 -
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04
SQF認証の取得
印西精米センターでは、2022年6月にGFSI承認規格のSQF認証を取得し、定期的に第三者外部機関による審査を受審。客観的な評価を受け、継続的な認証運用をすることにより、より一層の安全性と品質を確保しています。また認証を取得することにより、生産オペレーションのシステム化による作業効率の向上、生産スタッフの意識向上にも繋げています。
SQFとは、Safe(安全)Quality(高品質)Food(食品)の略称で、GFSI(世界中の小売業やメーカー、フードサービス業等から食品安全専門家たちが集まり、協働して食の安全に取り込む組織)が承認する食品の安全と品質を確保するための国際認証規格です。SQF規格は、フードサプライチェーン全体を通して食品の安全と品質を確かなものにするために開発された規格で、安全性を確保するツールである
HACCPと品質マネジメントシステムであるISO9001の要素を組み合わせたシステムです。
人の健康に影響を及ぼす「安全危害」と、製品の品質を損なう「品質危害」について、全ての生産工程で危害分析を行い、「CCP(安全重要ポイント)」と「CQP(品質重要ポイント)」を設定して管理します。
また、SQFシステムでは昨今食品業界で求められている「フードディフェンス」にも対応しています。
当社では、一歩踏み込んだ「安全・安心・高品質」なお米を消費者の皆様へお届けいたします。- ①施設設備の衛生管理
- ②従事者の衛生管理
- ③設備機械の保守点検
- ④そ族昆虫の防除
- ⑤使用水の衛生管理
- ⑥廃棄物の衛生管理
- ⑦従事者の衛生管理
- ⑧食品等の衛生的取扱い
- ⑨製品の回収プログラム
- ⑩試験検査設備等の保守管理