物流拠点という仕事
国の内外で生産された製品や原材料。需給動向に合わせて速やかに消費者に届けるため、在庫の拠点であり配送の拠点である倉庫は必要不可欠なインフラである。
ヤマタネに預けられた商品は仕分けされて保管され、顧客からの細かなオーダーに応じて、首都圏の届け先へ配送される。
国の内外で生産された製品や原材料。需給動向に合わせて速やかに消費者に届けるため、在庫の拠点であり配送の拠点である倉庫は必要不可欠なインフラである。
ヤマタネに預けられた商品は仕分けされて保管され、顧客からの細かなオーダーに応じて、首都圏の届け先へ配送される。
大きな営業所では、スタッフはヤマタネの社員を含めて総勢数十人。
船舶から陸揚げされたコンテナ貨物や工場で生産された製品はトレーラーやトラックで次々にヤマタネの倉庫に到着する。
入荷貨物は飲料、電子機器、電化製品など。まさに駅に行き交う人のごとく、日々さまざまな品物が倉庫内を行き来している。ヤマタネの社員は貨物の流れを管理する。
入庫のときは、顧客からの入庫指示とドライバーから渡された入庫伝票をもとに製品や在庫データを管理し、出庫のときには顧客の出荷オーダーをもとにピッキングリストや出荷伝票を作成し、オーダーされた貨物の出荷を倉庫現場とともに管理する。
ヤマタネの強みは顧客の要望に応じて自在に物流を組み立てる事が出来る事だ。
たとえば食品メーカーは新製品宣伝や拡販などのために、キャンペーン用のおまけを倉庫内でつける作業の依頼など細かなオーダーを出してくる。
作業の計画を綿密に立てて、人員配置や作業ラインを構築する。作業が終了した製品と未完成なもののデータ管理も重要だ。時にある大量な出庫の前には業務体制の綿密な打ち合わせが欠かせない。
事務所内では倉庫担当者・ドライバーが行きかい、事務スタッフと書類や連絡事項・注意点などのやりとりが慌ただしく行われている。
倉庫現場と事務、担当部署間のコミュニケーションが図れているからこそ物流拠点は機能する。
顧客が倉庫現場を訪問することもある。物流拠点が重要だからこそ、日々倉庫の仕分け方法、配送方法の改善が検討される。新規貨物が入るとなると管理方法の見直しも図られる。
顧客とのパートナーシップを支える現場のチームワークは物流力を高める重要なポイントなのだ。
出社後、パソコンでメールチェックをしていると朝礼の時間になる。早出の仲間・先輩方と合流して一日の始まりだ。今日の予定、注意点、連絡事項を確認し合う。整列すると自然と気が引き締まる。今日も一日頑張るぞ!
入庫検品(立会い)を行う。入庫予定と品番・数量を照らし合わせて、予定通り の入庫である事、お預かりする貨物に異常が無いかを確認する。外装カートン の凹みまで厳しくチェックするので気を遣う。毎日何十台もの海上コンテナや トラックで商品が到着するが、仲間と手分けしてすべての入庫に目を通す。 商品毎にパレットの大きさや積み方が決まっている。荷下ろし作業のスタッフさん に的確に指示を出す事も重要だ。
広い倉庫内を巡回する。先ほどの入庫がきちんと格納されているか、積み方に 不安定なものはないか、倉庫内の温度や湿度に異常な点は無いかを見て回る。 さすが、ベテランの先輩は積み方が上手い。
待ちに待った昼食で鋭気を養う。一人暮らしではなかなか 取れない野菜が取れるのはありがたい。昼食が終わると、サッカー部の大会 に向け、練習スケジュールや作戦を仲間と打ち合わせる。楽しいひと時だ。
貨物の出庫に向け、荷揃えの作業だ。商品毎に割り振られたロケーションに 従い、ハンディーターミナルで商品のバーコードをスキャンしながら、届け先毎 に必要な商品を揃えていく。バーコードでスキャンすると、お客様にはリアル タイムで情報が届いている。きちんと届く事を祈りつつ1階の出荷ゲートに 荷物を流す。
本格的な出荷時間に向けコーヒーブレイク。自動販売機の当たり外れで一喜一憂 する。気持ちを切り替え、いざ、出庫ピーク時間へ!
断続的にトラックがやってくる入庫とは違い、出庫は横一列に並んだ方面別の トラックそれぞの前にならんだ貨物の検品(立会い)を行う。 横一列にずらっとならんだトラックは壮観だ。遠い場所に配達するトラックから 順番に、行先、数量、品名、貨物の状態をチェックしてドライバーさんに積み 込みを託す。次々と出てくる貨物、入れ替わり立ち代わり接車するトラック。 安全にも気を遣う、気を抜けない時間がしばらく続く。
荷動きのあった商品は在庫個数を確認し、確かに予定通りの個数が出荷された 事を確認する。一日の総決算だ。庫内にゴミなど落ちていないか、動かした貨物 はきちんと決められたロケーションにあるか、保管貨物に異常が無いかなどを 確認し明日に備える。仕事の成果が目に見える物流業務は、達成感を日々 感じる事が出来、充実した日々を過ごしていると実感する。