SUSTAINABILITY

未来を支える取組み

より良い未来のために、ヤマタネグループが行っている「未来を支える取組み」をご紹介します。

環境に配慮した事業活動の推進

  • すべての人に健康と福祉を
  • エネルギーをみんなにそしてグリーンに
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 事業所における環境負荷低減への取組み

    • 印西アーカイブズセンター

      印西アーカイブズセンター

      印西アーカイブズセンター

      2021年4月に竣工した印西アーカイブズセンターは、お客様の大切な情報を安心・安全にお預かりする為に生体認証セキュリティシステムを完備した文書保管専用センターです。当センターは、「建築物省エネルギー性能表示制度(Building-Housing Energy-efficiencyLabeling System)」の当時最高ランクである5つ星及び「ZEB Ready」の評価を取得。一次エネルギー消費量を省エネ基準の50%以下まで削減した高い省エネ性能を有し、環境負荷の低減に配慮した倉庫オペレーションを実現しました。

    • 印西精米センター

      印西精米センター

      印西精米センター

      2022年2月に竣工した印西精米センターは、国内最大級となる年間生産量70,000トンを実現するだけでなく、機械設備を立体的に配置し、工程間を自由落下で結ぶ事によるお米の搬送設備動力の低減や、最新の機械設備導入による省エネ化により、環境負荷の低減にも配慮した精米工場です。また、当センターでは、無洗米の製造過程で発生する排水を飼料業者に依頼し、飼料原料として再利用する事で、廃棄処理エネルギーおよび、CO2の削減に寄与しています。

      また、当センターは印西アーカイブズセンターと同様に「建築物省エネルギー性能表示制度(Building-Housing Energy-efficiencyLabeling System)」の当時最高ランクである5つ星及び「ZEB Ready」の評価を取得しており、一次エネルギー消費量を省エネ基準の50%以下まで削減した高い省エネ性能を有し、環境負荷の低減に配慮したオペレーションのもと、更なる「安全・品質・効率を重視した生産管理体制」を実現しています。

    • オンサイト型自家消費太陽光発電サービスの導入

      オンサイト型自家消費太陽光発電サービスの導入

      オンサイト型自家消費太陽光発電サービスの導入

      印西精米センターおよび印西アーカイブズセンターの屋根に太陽光パネルを合計2,268枚設置し、発電した電力の全量を両センターに供給しています。

      本設備のパネル容量は1,224kW、年間想定発電量1,114MWhの電力を供給することが可能です。

    • 本牧埠頭営業所の開設

      本牧埠頭営業所の開設

      本牧埠頭営業所の開設

      2024年7月に開設した本牧埠頭営業所では、首都高速道路湾岸線本牧ふ頭インターチェンジから約2kmの位置の本牧埠頭A突堤に立地し、輸出入貨物取扱拠点及び流通加工等にも対応可能な配送センターとしてもご利用いただいているほか、定温空調設備を備えており、多品種貨物の保管ニーズにも対応しております。また、同営業所は国土交通省より物流総合効率化法(※)に基づく総合効率化計画の認定を受けております。
      正式名称は「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律」。物流を総合的かつ効率的に実施することにより、物流業務の効率化や環境負荷の低減等を図る事業に対して、その計画の認定、関連支援措置等を定めた法律。

      加えて、同営業所は「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」の当時最高ランクである6つ星及び「ZEB Ready」の評価を取得しており、「CASBEE(建築環境総合性能評価システム)」ではA評価を取得しております。庫内すべての照明に人感センサー付きの照明機器を使用するなど、一次エネルギー消費量を省エネ基準の50%以下まで削減した高い省エネ性能を有し、環境負荷の低減に配慮した倉庫オペレーションを実現しております。

  • 関東の全拠点の使用電力を100%再生可能エネルギー電力へ※2024年1月時点

    2023年12月より当社が電力会社と契約している関東の全拠点(一部賃借物件を除く)の電力を100%再生可能エネルギーに切り替え始め、2024年1月に完了しました。
    この切り替えに伴い、年間約18GWhの使用電力を100%再生可能エネルギー化することとなり、年間約7,600トン相当のCO2排出量削減に貢献しています。

    導入した再生可能エネルギー電力は、小売電気事業者がトラッキング付きのFIT非化石証書および非FIT非化石証書(再生エネルギー指定)を組み合わせた、実質再生可能エネルギー電力として提供しています。

    該当拠点一覧

    ヤマタネビル
    (東京都江東区)
    ヤマタネビル新館
    (東京都江東区)
    深川営業所
    (東京都江東区)
    辰巳営業所
    (東京都江東区)
    大井埠頭営業所
    (東京都大田区)
    芝浦営業所
    (東京都港区)
    立川アーカイブズセンター
    (東京都立川市)
    鶴見営業所
    (神奈川県横浜市鶴見区)
    大黒埠頭営業所
    (神奈川県横浜市鶴見区)
    大黒埠頭営業所
    (神奈川県横浜市鶴見区)
    舞浜営業所
    (千葉県浦安市)
    印西事業所(千葉県印西市)
  • 玄米輸送における幹線輸送集約化において国土交通省よりモーダルシフト等推進事業として採択

    他社と共同で2023年3月より青森県の産地から印西精米センターへの玄米輸送において、トラック輸送から船舶輸送へモーダルシフトを実施してきました。また、2024年1月より、秋田県の産地から印西精米センターへの玄米輸送において、幹線輸送集約化の取り組みを継続して行っています。そして、2024年11月より、他社と共同で取り組む宮城県の産地から印西精米センターへの玄米輸送における幹線輸送集約化において、国土交通省が行う令和6年度物流効率化計画に認定、およびモーダルシフト等推進事業として採択されました。

  • ショクカイ 食品ロス削減の取組み

    ショクカイは、殻をむく作業時に傷がついたり割れてしまった玉子を集めて「サラダ用」としてパック詰めしたり、味付メンマの製造過程で発生する端材を集めて商品化するなど、積極的に「食品ロスの削減」に取り組んでおります。

持続可能なコメ調達の推進

  • 飢饉をゼロに
  • 働きがいも経済成長も
  • つくる責任つかう責任
  • 持続可能な稲作経営に向けた取り組み

    • 多収穫良食味米の取組み

      当社はお客様のもとへ商品を安定供給するために、気候変動や担い手不足などを背景とした産地が直面するさまざまな課題を解決する事業モデルの構築に取り組んでおります。その代表的な取り組みの一つが多収穫良食味米の取り組みです。「萌えみのり」「にじのきらめき」「しふくのみのり」など、良食味で多収性のあるお米を選定し、種子の供給から販売・お届けまで一貫して管理しています。
      また、多収穫良食味米の作付けに協力いただいている新潟県と東北地方の産地や農協の皆さまに加え、実需者を交えた交流会を2013年から主催しています。交流会ではその年の生産状況の報告や栽培優秀者の表彰などを行い、産地と実需の情報交換や生産者の栽培技術向上の場として提供しています。

    • 稲作における温室効果ガスの削減への取組み推進

      株式会社フェイガーと、稲作における温室効果ガス削減の取り組みを推進するとともに、コメ生産者の方々の削減努力の可視化と持続的営農の実現に向けたカーボンクレジットの活用を目的として、2023年7月12日に業務提携契約を締結しました。同社は生産者向け脱炭素施策の収益化とカーボンクレジットの流通サポートをする日本発のスタートアップ企業です。
      本業務提携では、ヤマタネのコメ取引産地のJAおよび生産者に対して、両社で脱炭素型農業の推進とサポートをし、その取り組み成果を収益化して生産者へ還元しています。

    • 「国内初」となるコメ由来のバイオマスプラスチック「ライスレジン®︎」製の輸送用パレットを使用

      バイオマスプラスチック「ライスレジン®︎」製の輸送用パレット

      株式会社ライスレジンと業務提携を行い、取り組みの一環として国内初となるコメ由来のバイオマスプラスチック「ライスレジン®︎」(※1)製の輸送用パレットを印西精米センターで使用しています。同社は、政府備蓄米や古米など、食用として消費されなかったコメを資源として活用し、コメ由来のバイオマスプラスチック「ライスレジン®︎」の製造販売や京都大学と共同でコメ由来の生分解性樹脂「Neoryza®︎(ネオリザ)」(※1)を開発しています。
      この取り組みを皮切りに、両社の連携を深め、様々なシーンにおけるバイオリファイナリー(※2)の活用を推進するとともに、農業生産振興と循環型社会実現との両立を目指しています。

      • ※1「Rice Resin®︎(ライスレジン)」
        「Neoryza®︎(ネオリザ)」は(株)ライスレジンの登録商標です。
      • ※2「バイオリファイナリー」とは、再生可能資源であるバイオマスを原料にバイオ燃料やバイオマスプラスチックなどを製造する技術や産業のこと
      バイオマスプラスチック「ライスレジン®︎」製の輸送用パレット
    • 持続可能な営農に向けた高収益モデルの確立へ

      2024年9月に農業生産法人ブルーシード新潟を設立しました。稲作を取り巻く経営環境は、生産を継続するために必要な再生産価格の確保すら難しい状況であり、離農を加速させる大きな要因となっています。当社が掲げる「持続可能な農業の実現」のためには、高収益モデルの構築が喫緊の課題です。この課題解決に向けて、流通・販売を担う当社が地域の生産者と共に直接農業生産を行い、提携先企業との協業を通じて先進的な手法を実証し、高収益モデルの確立を目指します。
      具体的には、担い手が不足する地域でブルーシード新潟が水稲を含めた「複合経営」にチャレンジします。また、積極的に全国各地の革新的な生産を行う生産者との情報交換を行い、協働しながら高収益モデルの確立を目指してまいります。

    • 産地におけるもみ殻等の未利用バイオマス処理の課題解決に向けた取り組み

      当社は2025年3月にトレ食株式会社に出資し、同社が開発した技術を活用し、籾殻からセルロースを抽出し、販売する事業を開始します。同社のセルロース抽出技術は、抽出工程に薬品を使用しないため環境負荷が少なく、独自の製造技術を確立したことでセルロースの製造コストを抑えられるという特徴があります。これにより、日本の農業で実践されていた循環型農業の復元を目指すとともに、稲作産地での籾殻処理に伴うコストの削減や資源の再利用を通じた、生産者への還元効果が期待できます。

地域コミュニティ及び生産地と農業の発展

  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • 地域とのかかわり

    • 東京都内の子どもたちに安⼼・安全なお⽶を提供

      当社は公益財団法人東京都学校給食会様を通して、東京都内の学校給食におけるお米の供給を行っており、多くの子どもたちに産地から仕入れた安心・安全でおいしいお米を安定供給しています。
      また、小学生向けの出前授業や栄養士に向けた研修会等を実施し、子どもたちの健やかな成⾧を支え、食育の推進に貢献しています。

    • 「ヤマタネさくらまつり」の開催

      「ヤマタネさくらまつり」の画像

      「ヤマタネさくらまつり」は、大横川を含む近隣で開催される「お江戸深川さくらまつり」にあわせ、お花見の回遊の一拠点として地域の方に桜を楽しみながら当社を知っていただく機会を提供することを目的とした当社主催の祭りで、2024年から毎年開催しております。
      倉庫屋上見学やお米の生産地の名産品販売、餅つき体験などを実施し、2024年の第1回開催時には約800名もの方々にお越しいただきました。

      「ヤマタネさくらまつり」の画像
    • 隅田川越中島地区の賑わい創出に向けて

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      公益財団法人東京都公園協会が主催する「すみだがわオープンテラス」や隅田川マルシェ実行委員会が主催する「隅田川マルシェ」など、隅田川越中島地区の賑わい創出を目的とした各種イベントに協賛・出店をしております。

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    • 「富岡八幡宮例大祭」とのかかわり

      富岡八幡宮例大祭の画像

      赤坂にある日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭とともに「江戸三大祭」の一つである富岡八幡宮の例祭、別名「深川八幡祭り」は、本社が所在する江東区中が熱気に包まれる大イベントの1つです。3年に1回開催される本大祭では、近隣の町会に協賛金をお渡しするだけでなく、社員も担ぎ手や掛け手として参加しております。

      富岡八幡宮例大祭の画像
    • 「江東区民まつり 中央まつり」への出店

      お米のすくい取りの画像

      毎年10月に都立木場公園で開催される「江東区民まつり 中央まつり」に2014年より協賛し、例年出店しております。ブースでは、当社商品であるお米の販売や、お米のすくい取りを実施しており、毎年地域の皆さまからご好評をいただいております。

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    • 「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」とのかかわり

      「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」は、一般社団法人アートパラ深川およびアートパラ深川おしゃべりな芸術祭実行委員会が主催する芸術祭です。障がいなどの様々な理由により、まだ世の中に知られていないアーティストに光をあて、アーティストが描くアートの魅力と価値を社会に伝えることで障がいの有無を飛び越え、お互いを認め合い、「共に生きる」社会を目指しています。当社グループはこの芸術祭に2021年より協賛しており、芸術祭当日にはボランティアとして社員が参加しています。
      同芸術祭のコンペに応募される作品の中でヤマタネ賞を受賞した作品は、株主優待として配布しているお米のパッケージデザインとして使用しています。

    • 「深川っ子運動会」への協賛

      当社本社に隣接する「深川スポーツセンター」で毎年スポーツの日に開催される「深川っ子運動会」に協賛をしております。地域住民の方々およそ1,000名が参加する運動会で、当社は抽選会の景品として、当社製品のおコメやお米券などを協賛しております。

    • フリースクール「楠の木学園」への物件提供

      当社は、フリースクール「楠の木学園」の活動を支援しています。同学園は、不登校や発達障がいなど、さまざまな理由で学校に通うことが難しい子どもたちに、安心して学べる環境を提供しています。
      当社はこの学園の理念に共感し、子どもたちが学びの場として活用できる物件を提供しています。子どもたちが自分らしく成長できる環境づくりの一助となることで、未来を担う世代を応援していきます。

      この他にも、大学の学園祭や地域のお祭りに多数協賛しております。

  • 棚田支援の取組み

    棚田支援の取組み

    創業以来、100年にわたりお米とともに歴史を刻んできた当社は、経済合理性の低さや担い手不足の問題等により存続の危機に瀕している棚田を守り続けたいという想いから、
    2024年6月より、NPO法人越後妻有里山協働機構が運営する「まつだい棚田バンク」の法人会員となり、「星峠の棚田」の保全活動に取り組んでいます。
    「星峠の棚田」は新潟県十日町市の山の斜面にあり、大小さまざまな約200枚の水田で形成されています。その景観はまるで魚の鱗のようであり、四季折々、朝昼晩で異なる風景が楽しめる日本屈指の風光明媚な棚田です。

    棚田は景観が良いというだけではなく、多様な生き物が共存する場所であるとともに、大地保全、雨水の一時的貯留等の防災機能も兼ね備える非常に重要な役割を担っています。
    当社は、株主優待品として「星峠の棚田」で栽培したお米のほか、棚田で収穫したお米を
    100%使用した日本酒や、田植え・稲刈り体験をご用意しています。日本の象徴的存在である棚田を、株主の皆様と共に守り続けたいと考えております。

人財の多様性と活躍の推進

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 働きがいも経済成長も
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • 女性活躍推進「ふうさんプロジェクト」の活動

    「ふうさんプロジェクト」とは、2017年より発足した社内の女性活躍推進プロジェクトで、毎年メンバーを変えながら活動を継続しています。「ふうさん」とは、創業者の山﨑種二氏の夫人「ふう」のことで、種二氏の活躍を支えた聡明な女性像は、現代女性の活躍にも通じることから、同プロジェクトの象徴的存在として名づけられました。
    同プロジェクトは、主に女性管理職割合の引き上げを目標に、社内体制の整備や意識改革など、様々な施策の検討を続けています。
    具体的には、これまでにキャリア教育や講習会、ママ・パパ社員育児座談会、育児・介護に関する社内制度施策の提案、社員の子どもたちを会社に呼び会社見学やお仕事体験をしてもらうオープンヤマタネ、産休・育休中社員の座談会、育休を取得した男性社員へのインタビューなど、様々な施策を実施しています。

  • 物流6社合同サステナビリティ推進意見交換会の開催

    物流企業6社合同で女性社員座談会を開催

    同業のサステナビリティ推進部署の合同企画として、定期的にサステナビリティに関するテーマでイベントを開催しております。第1回目の2024年2月には女性社員向けに女性のキャリア形成をテーマに座談会を実施しました。第2回目は2025年2月に女性活躍をテーマに参加者の階層を変えて、講演会と参加者同士の意見交換会を開催しました。
    今後もサステナビリティ推進という幅広いテーマに対して、同業のネットワークを活用しながら協力して取り組みを推進してまいります。

    物流企業6社合同で女性社員座談会を開催

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